ハッキングにより、様々な情報が失われている状態の中、俺は敵の能力が「近距離」ということしか分からなかった。
ただし、どのような能力かは分からない。

「ラークライム」の情報は失われている…

敵の数は1体のみ。何とかして敵の能力を無効化することさえ出来れば…。

さらに俺は、今出撃できるヒーローを確認しようとしたが、リリーから受け取った情報はこれも一部の情報が失われてしまっていた。

では、今、確実に出撃可能なヒーローでこの相手の能力を無効化する条件が整えられないものか…?
そんな中、あることを思い出した。

師匠「デヒューズ」の能力

…そう、師匠「デヒューズ」の能力を。
昔、一緒にヒーロー活動をしていたとき、俺の能力との相性は最高で、多くのミッションで活躍していたのだ。
ここ最近は協会から連絡が取れず、ミッションへの参加をしていないようだが、弟子である俺にだけは連絡先を伝えていた。

だが、俺の能力は相手の名前と能力を認識できていないと発動することが出来ない
名前は「ラークライム」ということは分かっている。何とかして能力さえ知ることが出来れば…。

俺の能力

ところで、ヒーロー協会に所属している者は全てヒーロー。ということは、通信をしているオペレーターの「リリー」もヒーローだ。
能力を聞いてみると、なんと相手の能力を知ることが出来る能力であった。

「リリー」の能力

師匠に連絡を取ってみると、司令官への就任祝いだ、と言って久しぶりのミッション参加を受諾してくれた。

これでメンバーは決まった。



現場に行くと、そこに敵である「ラークライム」が居た。

リリーの能力で相手の能力を確認してもらうと、「手で触れた相手を即死させる」というとんでもない能力だった。
強力過ぎる能力を持つ敵は、単独で行動する傾向にあるが、今回もそのようであった。

が、このメンバーであれば問題ない。

俺は相手の能力をコピーし、師匠の能力により無効化することに成功した。

あとは師匠と二人で距離が離れないようにしながら、リリーに戦闘を頼んだ。

女性であっても、さすがはヒーロー協会の試験に合格するほどに鍛えられたヒーローだ。数発のパンチが顔面にヒットすると、相手は気絶した。



その後、数時間経ち、ようやくハッキングされた通信が復旧した。

どうやら今回ハッキングされた原因は、敵の能力によるものだったようだが、こちらもヒーローの能力を駆使して相手の居場所を突き止め、捕まえることが出来たとのこと。

司令官としての初仕事は困難が多かったが、同時に充実感も味わうことが出来た。

これからも人々を守るため、最善を尽くす。

そう改めて心に誓い、通信用デバイスからのミッション発令、通称「ヒーローシグナル」を受け取るのであった。



クリアおめでとうございます!

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