「 解放 」。

私がそう唱えると、目の前が真っ暗になった…。

 

そして気がついた時には、『ナゾ迷宮』に入る前と同じ場所にいた。

しかし、ナゾ迷宮の入口があったはずのところは、跡形もなく消えている。

「あれは夢だったのか…?」

そんなことを考えていると、手元に黄金色のキューブが1つあることに気付いた。

 

その瞬間、頭の中に声が響いてきた。

 

「見事、知恵とひらめきを兼ね備えた者だったようだな。約束通り、迷宮から解放してやった。
それから、今お前が持っているものは、この迷宮の宝『黄金賽(ゴールドダイス)』だ。
これも約束だからな。土産にくれてやろう。ただし、絶対に手放すんじゃないぞ。
…もう一度、迷宮に囚われたくなければな。」

 

何も描かれていない黄金のキューブも、自然とダイスに見えてくる。

まぁ、ナゾ迷宮を突破した私だけだろうが。

 

さて、今回は特に疲れた。あんなに謎を解かされるなんて。

次のダンジョン探索に向かいたいところだが、その前にしばらく休むことにするか…。

私は『黄金賽』をリュックにしまい、その場をあとにした。


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最後のおまけ謎

こう見える角度があるはず。
※最後のナゾで、完全にサイコロを2つに切り分けている場合は、いったん元の状態に戻しましょう。

それぞれの数字は、その言葉の何文字目を読むのかを表しています。

「よくやりました」
(サイコロの4文字×4の面と、6文字×4の面を同時に見れるように斜め上方向から見て、それぞれの言葉の数字で指定された文字を順番に読む)